2023-12-15

キレイは、ミガクことから

お預かりしたアクセサリーはすぐには撮影しません。まずは本来の輝きを引き出すために、やわらかな拭き布などを使い汚れをとる「磨き」作業から始めます。
実はこの磨き作業に時間をかけています。

フォトショップでホコリなどは消せるのに、磨く作業に時間をかけるの?と思われるかもしれません。蛍光灯で見てはあまりわからないのですが、手で触れていると油脂がつきます。この油脂が撮影時に照明を当てた際に、ジュエリーの表面を薄く曇ったようにし色再現を悪くするのです。また、商品画像は実物よりも大きく表示されるので、石枠や爪の金属のわずかな汚れでも目立ってしまします。

磨き作業は表面だけでなく、石枠や爪の間の拭き布が入りにくい部分にはメイク用のやわらかな筆を使い汚れをかきだしたり、さらに細かな部分はプラモデルなどの制作で使う先の細い綿棒を使い、アクセサリーを傷つけないように丁寧に清掃をおこないます。

磨き作業をすることで、ジュエリーやアクセサリーが本来持っている輝きに戻してから撮影を始めます。

撮影はストロボを使い、素材感や輝きを追求します。求めるイメージを形にするため、光の強さや広がりを調整するグリッドと呼ばれる格子状のアダプターをライト前に装着するなど様々な調整を重ねます。

このような調整を重ねて一つのイメージを完成させています。

磨く作業はアクセサリーだけのことではありません。
SNSなどの撮影にスマホを使われているのなら、撮影を始める前にスマホのレンズ部分をきれいに拭いてみてください。スマホの撮影でくっきりとした写真でなかったとき、たったこれだけでシャープで色鮮やかな写真になりますよ。


StudioUtsusuのフォトグラファー 赤石雅紀のプロフィール写真

赤石 雅紀 akaishi masanori

Photographer

赤石雅紀写真事務所 HP:アカイシフォト
雑誌社のスタジオ勤務後、フリーランスのフォトグラファーとして独立。
商品撮影を主に、ネットショップ開設での写真の提案から、イメージやカタログなどクオリティを訴求した撮影を行う。撮影に関することならご相談からスタジオ手配、小道具の準備もお任せ。

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